性について
夜中だしたまには昼間に語れないような話題について語ってみたい。
皆さん、恋はしていますか?
生き物である以上、誰しも異性に引かれることはあると思います。
ぼくも皆さんと同様に、あの人綺麗だなとか、可愛いなって思うことはあります。
おたくがよく使う「尊い」っていうワードがありますよね。抽象的で言葉にしようとしても代わりになる表現がなかなか見つからないアレです。
ただ、それは恋とは全くもって異なる感情ですよね。一般的にオタクの間で使われている意味合いは、「尊い」と感じる対象の傍には自分という存在はおらず、あくまで第三者的にその光景、その関係性を信仰的とも言えるほど愛しく思う様とでも表現すれば良いのでしょうか。日本語って難しい…
個人的には、「尊い」という表現は、あまり性的な感情を抱いていない時に使われている気がしますがどうなのでしょうか。
第三者的ではないので「尊い」とは異なりますが、ぼくの「好き」という表現もそれと似ており、それほど性的な感情がありません。
性欲があまりないという話を以前に書いたような気がしますが、同年代の男性と比べると、やっぱり少ないのかなって時々感じます。
ぼくは同性愛者ではないので恋愛対象は女性ですし、誰かを好きになることはたまにありますが、それは同じ時間を共有したいとか、肉体的な接触ではあるものの、体温を感じたいという程度に留まります。
ストレートに言うならば、別段セックスに興味がないということです。
わりと本気で欠陥品だなと思うこともあり、既婚者の先輩に相談してみたところ、子孫を残すためって考えたらいいんじゃないといういかにももっともらしい回答が帰ってきました。それは結婚してからの話ですよねと突っ込みたかったのは置いておきます。
1回経験してみたら変わるよとは言われたものの、残念ながら、その1回目に臨む気すら起きません。そのくせ、全く性欲がないわけではないので時々変な気分になるんですよね。
ぼくも美人は好きですし、イケメンも好きです。ただそれは、顔の造形が整っており、綺麗であるから惹かれるだけであり、性的な欲求とは別の問題です。
幸か不幸か、性に関してあまり興味がないせいか、いわゆる性的マイノリティと呼ばれる人に対してもそれほど嫌悪感を抱きません。
1度きりの貴重な人生なら自分がありたいようにあるべきで、たとえ男性として生まれたとしても、女性として生きていきたければ、そう生きるべきだと思うし、その逆もまた然り。
同性が好きなら同性と一緒にいればよいし、当人らがその関係性を臨むのであれば、その様子を批判的に捉える人はステレオタイプで余裕のない人間だなって思います。
当人らが幸せならなんだっていいじゃない。部外者が他人の私的な事情をあれこれ批判するのは野暮ですね。
ただし、他人から見て性別に関わらず不快感を与えてしまうような格好はやめようね。
男性がスカートを履くのは自由ですが、清潔感は必要だし、たとえ女性であったとしても、スカートから除くふくらはぎが毛深ければ多くの人から嫌悪感を抱かれるとは思いますし、それは性的マイノリティに対する偏見とは別のお話です。
段々話が本筋から逸れてきましたが、伝えたかったのは、ぼくにはあまり性に関する執着や関心がないということです。
ただそれは、エロいこと考えるより、おいしいものを食べたり好きな音楽を聴いたり、趣味に没頭する方が楽しいよ!という個人的な感覚や価値観に過ぎません。
毎日のようにセックスしたい人はすればいいし、別にのめり込むものがある人は、好きなことに打ち込めばいい。批判はしません。
少なくともぼくは、夜のお店にいくよりも、そのお金で好きな服を買い、好きな音楽を聴いて、好きなお酒を飲みながら過ごす方が充実感があります。夜のお店に行ってもいないうちから知ったような口をきいてごめんなさい。
でも結果は変わらないと思うんです。
与えられた時間は平等で、それを何に使うかは人それぞれです。
周りに合わせて本当に好きなことができないよりも、後悔しない時間を過ごすことが大切なのではないでしょうか。
その中で、自分が一緒にいたいと思えるようなパートナーに出会えたら、これほど幸せなことはないですね。
どれだけ強がっていても、人は1人では生きては生きていけませんから。